生まれてはじめてアイドルを好きになった話-Travis Japan-

 

ジャニーズにまったく興味のなかった私が、Travis JapanというジャニーズJr.にすっかりハマってしまった話をしようと思う - 遠くから来る自転車を探してた

 

この前回のブログを書いてから8ヶ月以上が過ぎた

 

 

色々なことがあったと思う

 


そのたび、うわあああと気持ちを吐き出したくなるのに、言葉が見つからず
ぐずぐずしているうちにまた世界は変わり、そうしてまた言葉を見つけられない、追いつけないまま、季節はどんどん過ぎていく

 

 

去年、私は生まれて初めてアイドルを好きになった

 

 

学生の頃アイドルを応援していた友達は、いつもキラキラ楽しそうで、泣いたり怒ったり忙しそうで、でも幸せそうで、そして一生懸命だった

 

当時はそんな彼女たちのことを、どこか違う世界の住人かのようにぼうっと冷静に見ていた
その熱量が私にはよく分からなかった

 

 

昔から音楽が大好きだ、映画もドラマも好きだ

 

 

もちろんお気に入りのアーティストもいて、新譜が出れば必ず予約して買うし、ライブだって行くし、スコアを手に入れて自分の組んだバンドでコピーだってした

 

お気に入りの俳優さんのドラマは必ず録画するし、映画が公開されれば足を運ぶ

 

Travis Japanを好きになった時、そんな自分の好きなものの中に新しいカテゴリーが増えたんだと、そう思っていた

 

最高に格好良いダンスをみせてくれるアーティストを見つけた!早く新しい曲がみたい聞きたい!そういう感覚

 

 

でも、今までとどこか違うと気づいたのはいつからだろう

 

 

私は基本的にその人たちが作り上げた「作品」をとにかく楽しむタイプで、パーソナルな部分はそこまで興味がなかった


映画や小説は自己投影は全然しない、自分とは違う一つの別世界の「物語」として楽しむ

 
そうやって線引きをされた感情上で、作り上げられた物を素敵だと楽しむ、それが自分だった

 

 
それなのに

 

 

ひとつ彼等を知るたび、どんどん引き込まれていって、パフォーマンスだけじゃなく、その愛らしい人柄、やさしい心、燃えるような闘志、誠実さに触れるたびに、もっと知りたくなって、その全てにどうしようもなく惹かれていく

 

 

初めての感覚に正直戸惑った

 

 

どうしてこんなに愛しく思ってしまうんだろう、どうしてこんなに自分のことのように嬉しくなるんだろう、どうしてこんなに苦しくなるんだろう、どうして自分が怒っているんだろう、どうしてこんなに夢中になっているんだろう、どうしてどうしてどうして

 

  

これがアイドルを好きになるっていうことなんだろう、と思った

 

 
これが学生時代知り得なかった、熱い彼女たちの感情世界

 


何て苦しいんだろう、
でも何て楽しくて何て切ないんだろう

 

 

そこに決して恋愛感情なんてものは存在しない、でも限りなく実生活の大切な人へ向けるそれに似ている

 

 

同じ世界だけど、違う世界、でも同じ世界

 

 

勝手に好きになっといて、勝手に苦しくなって、勝手に嬉しくなって、面倒くさい自分、何なんだ

 

 


どんどん強くなっていくTravis Japanに追いつけないままの私は、今日もTravis Japanが大好きで、応援したくて、誰よりも幸せになって欲しくて、苦しくて楽しくて大切でしょうがない

 

 

 

笑顔のようで 色々あるなこの世は
綺麗な景色 どこまでほんとか
フィルムのような 瞳の奥で僕らは
なくしたものを どこまで観ようか

 

どんなことも 胸が裂けるほど苦しい
夜が来ても すべて憶えているだろ
声を上げて 飛び上がるほどに嬉しい
そんな日々が これから起こるはずだろ
すべて憶えているだろ これから起こるはずだろ

 星野源  フィルム

 

 

 

夢のHollywoodおめでとう!

 

 

飛び上がるほど嬉しかった

 

 

 

生まれてはじめて好きになったアイドルが、Travis Japanで良かったと思う

 

 

 

本当にそう思っている